秋田わか杉国体

  札幌自転車競技連盟 様

成19年11月18日
道都大学3年 DOKYU・RC
阿部 嵩之

 平成19年9月29日より行われた、第62回国民体育大会・自転車競技に参加させていただきました。北海道外のトラックレースは初参加でしたので、とてもよい経験になりました。

成年ロードレース

 9月30日
 距離;37.4km×4=149.6km
 スタート;9:00
 参加人数;95人前後
 結果;9位

 気温は低めだが天気がよく風も弱い、快適なコンディションでスタートした。

1周目
 アタックが連発するが、集団は崩れることなく1つのままだった。

2周目
 補給所でのアタックで8人が先行する。
 10kmほど先でブリッジして合流する。15人の先頭集団になり、後続のメイン集団と差が開き始める。

3周目
 タイム差が約2分と最大になる。

4周目
 勝負を懸けたアタックがかかりだす。レースが動き出した。
 ゴールが近づくにつれピリピリした雰囲気になった。

ゴール
 1人脱落し、14人のスプリントへ。
 6番前後にいたが抜かれて9位になった。
 入賞できず、とても残念だった。


4km団体追抜競走 予選

 10月2日
 周回数;333m×12≠4km
 開始時刻;10:30
 参加チーム数;42チーム
 結果;17位 予選敗退

 団体追抜は合宿から積極的に取り組み、何度もトレーニングを重ねていたので、個人的に一番気合が入っていた。

 北海道のメンバーは高宮選手、阿部、小野寺選手、熊坂選手の組み合わせだ。(出走順)
 この日は早朝のバンク練習から集中して取り組んだ。体調の確認と、車間の感覚を確認することに気を付けた。

スタート〜1周目
 高宮選手がバランスを崩したが持ち直し、加速していった。

2周目
 先頭周回なので全力で走った。好調だったので苦しくなかった。

3〜5周目
 メンバーの後ろで休んだ。車間を開けないように注意した。

6周目
 2回目の先頭周回だったが全力で走った。まだまだ力が残っていた。

この後記憶がはっきりしていないが、
 相手チームと交錯してしまい、かなりの影響を受けてしまった。小野寺選手と熊坂選手が離れてしまい、そのままゴールした。

 タイムは4分43秒217で17位だった。8位とは約7秒差がついていた。
 目標タイムに届かず、入賞は遠いという現実にがっかりした。

4km速度競走
10月2日

予選
周回数;333m×12≠4km
開始時刻;15:40
結果;4着 予選通過

 この日は午後から4速の予選があった。実戦経験もほとんど無く走り方もわからなかったので、欲張らず気楽に走ることを心がけた。
 自分の走る組は9人で、上位4人が予選通過できることになっていた。

1周目
 スタートから4人先行したので、すぐに後ろ5人のゴール狙いに切り替えた。

2〜11周目
 ローテーションで先頭にたったら減速し、ペースを狂わせる走りをした。相手が嫌がる走りを心がけていたからだ。

12周目
 1コーナーで4人とも牽制し減速したので、その隙に先行してゴールした。
 ゴール狙いに切り替えたのが良かったのだと思う。

10月3日
準決勝
開始時刻;11:20
結果;1着 決勝進出

 予選のおかげでレース展開がわかってきたので、決勝に進出したいと思っていた。
 準決勝は10人中、上位5人が決勝進出するルールだった。

1〜11周目
 2人が先行したので、予選と同じゴール狙いにする。先頭を引き過ぎないように、嫌がる走りをするように注意した。

12周目
 11周目の4コーナーで集団が減速したのでアタックした。ゴールまで粘り、先頭責任完了と先頭ゴールができた。
 レース展開が味方をしてくれたのが良かったのだと思う。

決勝
開始時刻;14:10
結果;6着

 ロードレース、団体追抜でポイントを取り損ねていたので、なんとしてもポイントを取りたかった。上位を狙わず、あくまでも入賞にこだわる走りを心がけた。

 決勝は10人で争われた。

1〜11周目
 先頭責任を完了している選手が4人いたため、無理せずゴールだけを狙った。脚を使わないことだけに注意した。

12周目
 ホーム付近から向川選手(大阪・MATRIX)が先行したので追走する。上手く後ろに付くことができ、4コーナーから仕掛けて先着できた。5、6着だとわかっていたので、ゴール後は安堵した。
 欲を出さず、入賞狙いが良かったのだと思う。

<反省>

 各競技に参加して自分の走りの良い点、悪い点が少し見えてきました。来年度の競技力向上のために、参考にしたいと思います。

1)平地のスピード不足
2)ピスト車での練習不足
3)TTポジションが不確定

 1)は常々感じていることです。今回のロードレースでは、スプリントするだけの脚が残っていなかったのが原因です。平地のスピードがあれば、勝負所まで脚を残すことも可能になり、逃げることもできるようになります。このことから、この課題を1番重要と考え今後取り組んでいきたいと思います。

 2)は私自身の問題ですが、練習では圧倒的にロード車に乗っていました。ピスト練習の有効性を理解していましたが、積極的に取り組むことはありませんでした。

 3)2)と関係ありますが、「ピスト車に乗る時間が少ない=ポジションを出す時間も少ない」ので、現地についてからも毎日調整していました。良い感触を得られたのは団体追抜競技の1時間ほど前と、本当にギリギリだったと思います。少なくとも現地に入る前には確定させておくべきでした。来年度は2)を含め、ピスト練習を積極的に取り組みたいと思います。